16日午後の便でオーストリアの首都、ウィーンに到着し、新しいトーナメントがスタートしています。Vienna Open は、ヨーロッパでも規模の大きい大会として知られていますが、私たちにとっては今回が初参加となります。試合初日の昨日は、9時からのAttendance Check のため、早くから会場であるウィーン市庁舎を訪れます。ここでエントリー済みであることを確認し、まだエントリーしていない人は13時までに駆け込み登録となります。
試合中は会場への電子機器の持ち込みが禁止されますが、スタート前ですので会場内の様子を取らせてもらいました。シャンデリアが並ぶ、なんとも豪華な試合会場ですね。この大ホールではA,B 2つのクラス併せて800名がプレーすることになります。Cクラスは別室ですので、全体ではさらに多く、900人を超える規模で今大会は開催されています。
今日が1日2試合で余裕が無いため、初戦の解説は途中からにさせていただきます。直前のキング上がる手がイマイチで、ここは白にチャンスが訪れます。
29. f5! fxe5
29... gxf5 30. gxf5+ Kh8 31. e6+/= は検討で扱いましたが、これでも白はポーンを刺し、優位に試合を進めることができます。
30. Rxe5 e6 31. fxg6 hxg6 32. Rge1
黒のポーンをばらしたうえで、e6 に明確な弱点を作ることができました。時間も残り少なかったですが、白には危ないところがほとんどないため、ここからは落ち着いて指すことができました。
32... Rd8 33. Kc2 Rf6 34. Ng5 Rf2+ 35. R1e2 Rf6?
ここで何もなくポーンを捨てるようでは勝負になりません。35... Rxe2+ 36. Rxe2 Re8 37. Re5+/- はせめてもの抵抗ですが、これでも当然e6 にプレッシャーをかけ続けられる白が優勢です。
36. Nxe6+ Nxe6 37. Bxe6 Ba6 38. Rd2 Re8?
これは少し期待していました。40手直前の相手のブランダーで駒得を決めます。
39. Bc4! Rxe5 40. dxe5 Bxc4
黒はルークとビショップが両方当たっているため、泣く泣くエクスチェンジを諦めるしかありません。
41. exf6+ Kxf6 42. Rd6+ Kf7 43. Rxc6 Bxa2 44. Rc7+ 1-0
途中、思ったよりも良くならずに焦る局面もありましたが、なんとか白星スタートを切れて一安心です。1日2試合とハードな2日目も頑張ります。
8/17 15:00 R1 Kojima, S (IM, JPN, 2390) - Lytvynets, D (UKR, 2117) 1-0
8/18 10:00 R2 Kokoszczynski, J (POL, 2198) - Kojima, S (IM, JPN, 2390)
8/18 17:00 R3
8/19 17:00 R4
8/20 17:00 R5
8/21 17:00 R6
8/22 17:00 R7
8/23 17:00 R8
8/24 10:00 R9
Vienna Open 2019 R2 Pairings
私は2R、ポーンランドのジュニアプレーヤーとの対戦です。ここも勝って、中継がある35番ボード以内に入りたいですね。
ドイツやオーストリアでポピュラーな料理と言えば、薄く叩いた肉を揚げるシュニッツェル! この日はポピュラーな豚肉をいただきました。駅の売店やパン屋さんで、シュニッツェルをサンドイッチにして売っているのを見かけますが、やはり揚げたてアツアツが一番美味しいですね。
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