2014年も12月を迎え、いよいよ今年もラストスパートです。明日からヨーロッパに戻る私は、先日のジャパンオープンが今年最後の国内公式戦でしたので、今夜は少し早いですが、今年の戦績をまとめようと思います。本当は、昨日のABLE 2014 のレポートを書くつもりでしたが、写真がまだ届きませんので、そちらは後日にします。
今年は新年チェス大会の直前の、北千住例会からスタートでした。今年こそ国内公式戦無敗を目標に年始に掲げましたが、さっそく生徒の三ツ矢さんに負け、あえなく目標を変更します(笑) 新年チェス大会の前にはアゼルバイジャンのGashimov、直後にはハンガリーのSax が亡くなり、悲しいスタートの年でもありましたね。新年チェス大会は₄連勝で優勝しましたが、表彰式のスピーチは少し泣きそうでした。
3月の百傑では、麻布の大先輩である松尾さんとの初対戦がありました。ここをドローにするまでは良かったものの、直後に後輩の小林くんに負け。4.5/6 で入賞を逃したのでした。今年の公式戦大会で入賞を逃したのは百傑だけですね。この後のタイ遠征を経て、全日本への気合を入れ直すことを決意します。
南條くんと私がデッドヒートを繰り広げたのは、5月の全日本選手権です。私は権田さんとのたった1つのドローが響き、9勝2ドローで南條くんには1歩及びませんでした。10勝1ドローで優勝した南條くんの勢いは、そのままトロムソとリガに繋がり、IM ノームの獲得とレイティング2400到達となりましたね。この大会は南條くんの素晴らしいプレーと結果を褒めるべきであって、私自身は自己最高記録に満足しています。そして全日本とゴールデンの両大会で、私の生徒の何名かが好成績を収めたのも印象深い思い出です。
Pablo 来日で慌ただしく過ごした6月が終わると、本格的な夏が到来し、トロムソオリンピアードが近づいてきます。オリンピアードの最終調整として臨んだサマーオープンは、なぜか初日、浴衣で登場したのでした(笑) 服装はさておき、汐口くん、桑田くん、三ツ矢さんという、同期の3人を破っての全勝優勝は、良い結果だったと思います。この勢いでオリンピアードの初戦、Movseisian も追い詰めたはずだったのですけどね...
トロムソからの帰国以降は、東京の大会をしばらくパスして名古屋の2大会に参加したのでした。8月末の名古屋オープンは、ベトナムのWCM Phan さんが私を破り、5/6 で優勝しました。私は最終戦、北神さんに大切なあと1手が指せず、4.5P 止まりです。それでも良い勉強をさせてもらいました。(写真は味噌カツ)
それから約1か月後の中部快速は、今度こそ要所を勝ち、新年、サマーオープンに続いて今年3回目となる全勝優勝を果たしました。名古屋オープンと違い、日帰りの弾丸遠征でしたが、後輩たちの成長も見られましたし、とても楽しかったです。名古屋には、また来年以降も足を運ぶつもりです。
そして先日のジャパンオープンも、5勝3ドローでなんとか優勝をもぎ取ることができました。昨年は、ヨーロッパから南條くんが全勝優勝を果たす様子をチェックしていたので、今年は自分が... と密かに目論んでいたのですが、そう簡単ではないですね(笑) ここまで全ドローだったSimon と、4R でドローになったことで、逆にリラックスして残り試合に臨めたように思えます。ライバルの南條くんに白を引き、危ないところなく勝てたのも、これからの遠征に向けた自信となりましたね。
ここまで挙げた7大会に加え、松戸チェスクラブ、日吉の例会、そしてサタデートーナメントを含めた試合が、今年の国内公式戦の全てとなります。それらの結果を集計してみると、以下のようになりました。
白でドローがないというのは、珍しい結果ですね。チェスを始めて14年目にして、初めての出来事です。勝率は毎年、なかなか9割の壁を超えられませんが、それでも十分に高い数字でしょう。レイティングも今月末の更新で中部快速とジャパンオープンの結果を受け、2450を超えるのではないかと思います。
これだけ国内で勝ち、レイティングも伸ばせる実力があれば、FIDE もさくっと2400に乗せたいところです! 久々のハンガリーでのGM トーナメント、頑張ってきますので、日本からの応援もよろしくお願い致します!
今年は新年チェス大会の直前の、北千住例会からスタートでした。今年こそ国内公式戦無敗を目標に年始に掲げましたが、さっそく生徒の三ツ矢さんに負け、あえなく目標を変更します(笑) 新年チェス大会の前にはアゼルバイジャンのGashimov、直後にはハンガリーのSax が亡くなり、悲しいスタートの年でもありましたね。新年チェス大会は₄連勝で優勝しましたが、表彰式のスピーチは少し泣きそうでした。
3月の百傑では、麻布の大先輩である松尾さんとの初対戦がありました。ここをドローにするまでは良かったものの、直後に後輩の小林くんに負け。4.5/6 で入賞を逃したのでした。今年の公式戦大会で入賞を逃したのは百傑だけですね。この後のタイ遠征を経て、全日本への気合を入れ直すことを決意します。
南條くんと私がデッドヒートを繰り広げたのは、5月の全日本選手権です。私は権田さんとのたった1つのドローが響き、9勝2ドローで南條くんには1歩及びませんでした。10勝1ドローで優勝した南條くんの勢いは、そのままトロムソとリガに繋がり、IM ノームの獲得とレイティング2400到達となりましたね。この大会は南條くんの素晴らしいプレーと結果を褒めるべきであって、私自身は自己最高記録に満足しています。そして全日本とゴールデンの両大会で、私の生徒の何名かが好成績を収めたのも印象深い思い出です。
Pablo 来日で慌ただしく過ごした6月が終わると、本格的な夏が到来し、トロムソオリンピアードが近づいてきます。オリンピアードの最終調整として臨んだサマーオープンは、なぜか初日、浴衣で登場したのでした(笑) 服装はさておき、汐口くん、桑田くん、三ツ矢さんという、同期の3人を破っての全勝優勝は、良い結果だったと思います。この勢いでオリンピアードの初戦、Movseisian も追い詰めたはずだったのですけどね...
トロムソからの帰国以降は、東京の大会をしばらくパスして名古屋の2大会に参加したのでした。8月末の名古屋オープンは、ベトナムのWCM Phan さんが私を破り、5/6 で優勝しました。私は最終戦、北神さんに大切なあと1手が指せず、4.5P 止まりです。それでも良い勉強をさせてもらいました。(写真は味噌カツ)
それから約1か月後の中部快速は、今度こそ要所を勝ち、新年、サマーオープンに続いて今年3回目となる全勝優勝を果たしました。名古屋オープンと違い、日帰りの弾丸遠征でしたが、後輩たちの成長も見られましたし、とても楽しかったです。名古屋には、また来年以降も足を運ぶつもりです。
そして先日のジャパンオープンも、5勝3ドローでなんとか優勝をもぎ取ることができました。昨年は、ヨーロッパから南條くんが全勝優勝を果たす様子をチェックしていたので、今年は自分が... と密かに目論んでいたのですが、そう簡単ではないですね(笑) ここまで全ドローだったSimon と、4R でドローになったことで、逆にリラックスして残り試合に臨めたように思えます。ライバルの南條くんに白を引き、危ないところなく勝てたのも、これからの遠征に向けた自信となりましたね。
ここまで挙げた7大会に加え、松戸チェスクラブ、日吉の例会、そしてサタデートーナメントを含めた試合が、今年の国内公式戦の全てとなります。それらの結果を集計してみると、以下のようになりました。
白: 24勝2敗
黒: 20勝2敗8ドロー
計: 44勝4敗8ドロー
勝率: 85.7%
黒: 20勝2敗8ドロー
計: 44勝4敗8ドロー
勝率: 85.7%
白でドローがないというのは、珍しい結果ですね。チェスを始めて14年目にして、初めての出来事です。勝率は毎年、なかなか9割の壁を超えられませんが、それでも十分に高い数字でしょう。レイティングも今月末の更新で中部快速とジャパンオープンの結果を受け、2450を超えるのではないかと思います。
これだけ国内で勝ち、レイティングも伸ばせる実力があれば、FIDE もさくっと2400に乗せたいところです! 久々のハンガリーでのGM トーナメント、頑張ってきますので、日本からの応援もよろしくお願い致します!
4 件のコメント:
first saturday GM class... それはこのたびGMタイトルを認可された(List of titles approved by the 4th quarter PB 2014) Samuel Sevian君(13歳)が攻めに来ていた(Nov 2013)デンジャラスな大会・・・▼o・~・o▼
http://en.wikipedia.org/wiki/Samuel_Sevian
http://www.365chess.com/players/Samuel_Sevian/?p=1&start=50
本当に若くて才能のあるプレーヤーも、しばしばハンガリーを訪れていますね。Caruana がブダペストで指していた試合なんかも、かなり面白いですよ。
London chess classic でカスパロフのサイン会があるそうですよ・・・▼o・~・o▼ロンドン▼o・~・o▼ロンドン
Kasparov at the Classic!
Book Signing - Wednesday 10 December 2014 at 4pm
http://www.londonchessclassic.com/
私は行けないので、創くんに伝えておきます。
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