2014/12/05

A Viennese Holiday Vol.1


ウィーン西駅前のクリスマスツリー

いまこの瞬間、誰かが心を奪われました。
治安のよいウィーンで、奪われるのは心だけ...。


そんなわけで、オーストリアの首都、ウィーンにやってきました。今回、ブダペストに直接飛ぶのではなく、ウィーンに飛んだのは、航空券が安かったという理由の他、一昨年、去年と素通りしたウィーンを、今度こそ見ておきたいという思いがあったからです。そして実際にウィーンを簡単に見て回ることができましたので、2回に分けて今回のウィーン観光のレポートをお届けしようと思います。(ちなみに上のキャッチフレーズは、私が考えたわけではないですよw)

ところで、今回のウィーン1泊は、私のこれまでのヨーロッパ滞在でも類を見ないほどのノープランでした。まず、宿を取ったのは日本を出る前日、12/1 です。そしてウィーンの観光名所は、何も調べてきていません。地図も宿の位置だけを確認するものです。特に調べなくても、なんとかなるだろうと楽な気持ちでの観光でした。


12/3 の午後4時頃に西駅でブログを更新し、それから宿に向かいます。今回のウィーン1泊のホステルは、西駅から徒歩5分ほどの好立地にありました。西駅自体はウィーンの中心地から多少離れていますが、翌日に西駅から列車でブダペストに向かうことを考え、なるべく移動が楽な場所をチョイスしたのです。名古屋オープンでも、4人1部屋の和風ドミトリーに宿泊しましたが、こうした2段ベッドのドミトリーを見ると、やはりヨーロッパに戻ってきたという思いが強くなります。ちなみに1泊10ユーロくらいでした。


ホステルの共有スペースには、こうしたチェス盤柄の机が置いてありました。夜にホテルに戻ってきたときには、若者たちが実際にこの机でチェスをやっている場面も目撃しています。(写真を撮らせてもらえば良かったです...) オーストリアは、ハンガリーに比べればチェスがポピュラーではないと聞いていましたが、こうして見ると、ちょっとした場所で楽しまれていることが分かり、チェスに関わる者としては嬉しくなりますね。


そして、12月のウィーンに来たからには、クリスマスマーケットに足を運ばなくてはならないでしょう。「(来年のクリスマスは) ウィーンで迎えるってのはどう?」というのは、私の好きな盛田隆二先生の小説に出てくる台詞です。(どの作品か、分かった人はすごい!) ウィーン市内には、いくつかのクリスマスマーケットが出ているようですので、そのうちの1つを求めてウィーン中心街へと向かいます。写真は西駅から中心街へと伸びるマリアイルファー通りの様子です。 


そして辿り着いたのは、ウィーン自然史博物館(写真正面) と、美術史美術館に挟まれた広場、マリア=テレジエン=プラッツのクリスマスマーケットです。他にも大きなクリスマスマーケットがあると聞いていましたが、この日はここを根城にすることに。


色鮮やかなキャンドルたちは、ヨーロッパのクリスマスマーケットには欠かせないアイテムです。ブダペストやチェコのクリスマスマーケットでも、かつて見たことがありますね。


色とりどりの仮面! そのまま仮面舞踏会に参加できそうです(笑) しかし残念ながら、これをつけて闊歩している人は見かけることができませんでした。


これだけの白クマに囲まれていては、他の動物は少し肩身が狭いかもしれませんね。


ガラスのオーナメントは、去年チョコで見た赤や青のものもありましたが、この店は白一色だったのが非常に印象的でした。


この日の夕飯は、色々とつまみながら歩いてきましたが、メインはシュニッツェルにすることに。シュニッツェルとは、オーストリアやハンガリーで食べられる、鶏肉や豚肉を薄く伸ばして揚げた料理のことです。ここでゲットしたのは鶏肉で、なおかつ小さい物でしたが、ウィーン市内の有名レストランでは、人の顔より大きな巨大シュニッツェルが出てくることもあるそうです!

この夜、マリア=テレジエン=プラッツのクリスマスマーケットから、さらに足を伸ばすことも考えましたが、あまりの寒さと疲れによりそれは断念しました。思えば、日本から20時間弱かけてウィーンに辿り着き、ほとんど休憩なしでウィーンを歩いていたわけですからね。ウィーン観光の続きは翌朝に回し、この日はシュニッツェルを食べて終わりとしました。

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