ケチケメートでの長い10戦が終わり、ブダペストでのクリスマス休暇を満喫中の私ですが、明日にはもう、あの街に舞い戻ります。今年は自身初となる、ケチケメートの年越しトーナメントに参加するためです。12/27-1/5 のスケジュールで開催される次の大会、GM クラスのメンバーは以下のように発表されています。
Groszpeter, A (GM, HUN, 2456)
Fominyh, A (GM, RUS, 2438)
Ilincic, Z (GM, SRB, 2434)
Eggleston, D (IM, ENG, 2416)
Kojima, S (FM, JPN, 2356)
Payen, A (IM, FRA, 2333)
Groszpeter とは2年ぶりの再会&対戦となります。Varga が抜けた代わりに彼が入り、他のGM 2人は同じ面子ですね。アメリカの2人に代わって入る、イングランドとフランスのIM 2人も強そうです。私の対戦相手5人の平均は、2421 と過去のGM トーナメントでも最高の数字で、1つ負け越しでもレイティングは+8 となります。12月前半のケチケメート同様、大きくレイティングを稼ぐチャンスですね。1月に入れば新レイティングが発表されますが、大会開始時の2356 で計算はされるはずですので、係数も20 のままだと思います。ハンガリー最後のトーナメント、頑張って戦ってきます!
そして私以外の日本のトッププレーヤーたちも、この年末年始、すでに動き始めています。年末を代表するトーナメント、アメリカ、ラスベガスで開催される、North American Open へと旅立っていったのは、トロムソオリンピアードのチームメイト、南條くんとAlex の2人です。(他にもいますかね?) 私も2011年に参加したこの大会は、アメリカの他のトーナメント同様にスケジュールはハードですが、クリスマスと年末のラスベガスの雰囲気を味わうことのできる、素晴らしい大会です。夏以降、不調の続く南條くんも、懐かしのアメリカの地で、IM としての実力を発揮して、レイティングを稼いできてほしいですね。
そしてもう1人、日本でも最注目の人物がヨーロッパに向かいます。年末の対局予定をなんとかやりくりした羽生さんは、スウェーデンのストックホルムで開催される、Rilton Cup に参加します。年内に終了するNorth American Open と違い、こちらは1/5 までの年越しトーナメントです。夏頃から今年の年越しトーナメントをどうするか、羽生さんと相談してきましたが、無事にRilton Cup に参加できることが決まり、本当に良かったです。昨年のポーランド同様、IM ノームを取れると信じていますので、来年の頭には、日本に3人のIM がいることを期待しましょう! 是非皆さん、日本から各大会の経過をチェックしてみてください。
本日のおまけ。ブダペストの市民公園には、巨大なスケートリンクが設置されていました。寒空でもよく晴れた今日は、たくさんのお客さんで賑わっています。ブダペストでゆぅくりできる日程もあまり残っていないので、懐かしの場所をいくつか、見て回ろうと思います。
2 件のコメント:
Rilton Cup では 過去に日本人選手2名を食った 地元の虎 GM Tiger Hillarp Persson と羽生さんが対戦するかどうかが野次馬的に大きな注目ポイントであります・・・▼o・~・o▼ リスト5位の Michał Krasenkow を検索していたら Shortがendgameでrookをブン投げた棋譜が出てきました・・・▽o・~・o▽ 汗
http://www.chessgames.com/perl/chessgame?gid=1290664
そうですね。羽生さんには、是非私と礼二さんの代わりに、一発入れてきてほしいと思います。
そちらも懐かしいゲームですね。Nigel のようなベテランにも、そういったミスが出るという良い例です。
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